だるま市について

初縁日・だるま市

拝島大師に祀るお大師さまは正月三日の御入滅で元三大師といわれます。

当初、初縁日は正月三日で太陽が顔を出すのを合図に参詣がはじまりました。
それが段々早く、しかも裸で参詣する若者が参道を駆け足でお参りする奇習が江戸時代に盛んでした。そして幕末には前日の二日にお参りすることになり、ダルマ市も立つようになりました。

当時、お蚕さんの養蚕業がさかんで、蚕の病気除けにだるまが効くと言われて大流行しました。
各地にだるま市がありますが、正月二、三日のだるま市は、江戸時代から続く全国で最も早いだるま市で拝島大師参道一帯の数十軒を数える規模は関東で一、二に位置する大きなだるま市です。

拝島大師のだるまは多摩だるまと言われ、拝島大師周辺一〇数村で作られましたが、現在はわずかに昭島市周辺の立川市砂川、あきるの市小川、瑞穂町殿谷戸、青梅市など七、八家で制作されています。

関東有数の露店

だるま市の拝島大師初縁日には大師境内に加え、境内東西両隣りの昭島市営拝島公園一帯に数百軒を超える露店が出て、雑踏を極めます。西関東一帯から集まる露店で正月の大師参詣の風景です。

初詣・初縁日の大師境内及び周辺の交通規制

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十二月三十一日大晦日の除夜祭、除夜の鐘は住職・法嗣のみで行い、一般参賀は用心のため自粛をお願い致します。正月元旦午前八時頃よりの初詣・二日三日の初縁日に、本堂正面階段から御参詣のみなさまの危険防止、安全のために利用方法や交通整理を自主的に行いますので、茶色で丸二の印がついた拝島大師の半纏を着た拝島大師奉仕員の指示に従っていただきます。駐車場については、拝島大師護摩供祈願者専用駐車場を南大門駐車場等に設営します。案内板等により利用路などの指示を出しますので、係員の指示に従ってください。

正月二日・三日は朝九時から夕方六時までは奥多摩街道内、国道16号入る大師通り森の上通り以南の堂坂と、文殊楼南の東西道路の自動車通行は出来ません。案内看板その他による指示に従って下さい。拝島大師護摩供祈願者専用駐車場は南大門入り口一個所のみとなり、ここで駐車方法、駐車券作成方法ついて説明しますので指示に従って下さい。

拝島大師護摩供専用駐車場・駐車券の作り方

駐車場入り口で黄色の駐車券を渡します。必要事項記入の上、本堂各護摩供受付で護摩供申込書を作成し、受付後引替券を駐車券下端に添付して駐車券の作成は完成します。それを受け取って駐車場出口の係に渡して出車して下さい。

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拝島大師駐車場のご案内

拝島大師の参道正面、奥多摩街道に面して立つ南大門拝島大師護摩供祈願者専用駐車場は拝島大師護摩供祈願者専用となります。その他一般参詣者駐車場は他の個所に臨時に設けます。案内板などに従って下さい。場所地図など事前に広報することはできません。

◎電車利用はJR昭島駅下車をお勧めします。南口を出て右手、江戸街道を太陽こども病院前で左折、大師通りを南に直進すると真正面に富士山が見えて来、しばらく歩くと次第に富士山型の大師本堂の大屋根が続いて、到着です。
◎バス利用はJR立川駅北口・同拝島駅南側からバスがあります。後者は本数が少ないことにご注意下さい。正月2日・3日は昭島駅・拝島駅から臨時直通バスがあります。バス停「大師前」には整理員がつきます。