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【漢字講座】第40 寅・虎(とら)

今年の干支は壬寅、壬は「みずのえ」と読み、水性を示し、寅は恐い動物である虎です。水は生きとし生けるものすべての命の源でもありますが、時に台風・津波などで猛威を振るいます。一方、虎の黄色と黒の模様は注意と安全のマークです。寅は虎、この「とら」を漢字でなぜ虎と書くかを説明しましょう。 続きを読む

漢字講座・第38 西(さい・せい、にし)

現在、コロナウィルスによる新型肺炎大流行の拡大を抑えるために世界中で東西南北の人の移動が制限されています。逆に流行伝播は方角があるので自分の位置から方角を正しく考えることが大事になります。そこで方位を意味する東西南北の漢字を考えることにします。 続きを読む

漢字講座・第37 南(なん・みなみ)

現在、コロナウィルスによる新型肺炎大流行の拡大を抑えるために世界中で東西南北の人の移動が制限されています。逆に流行伝播は方角があるので自分の位置から方角を正しく考えることが大事になります。そこで方位を意味する東西南北の漢字を考えることにします。 続きを読む

【漢字講座】第34 梅(バイ・メ、うめ)

令和という年号は『万葉集』巻五の「梅の宴三二首」の序文から採ったということです。そこで梅の漢字を考えましょう。梅は音がバイ・メ、訓が「うめ」です。ただ、梅は六、七世紀頃、中国江南、呉の地方から渡来した植物、梅の呉音であるメの写音で、古くはムメと言ったようです。 続きを読む

【漢字講座】第33 子(ね、ねずみ)

本年の干支は子(ね、ねずみ)、子の音はシです。象形文字で人の頭と手足の形とに象ります。また赤ちゃんが揺り籠の中に足を合わせた格好で丸くなっている形とも言います。宮詣での赤ちゃんを想像してください。本義は父母の間に生まれた子供さんを意味します。本来、男女を問わずすべて子ですが、儒教倫理と男系優先の家族制度が確立した二二〇〇前の秦漢時代より、中国では子は男子に限るという風潮になって今日に及び、2千年以上わたる中華帝国の歴史で皇帝、王になったのは唐(周)武則天ただひとり、彼女も中国史では則天武后とあくまで皇后扱いです。
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