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古典会だより-鯉 鯉のぼり

△鯉はコイ科の淡水硬骨魚。上あごに2対のヒゲがあり、口には歯がなく、のどに10個の臼歯。頭を除いて表面は丈夫な丸形鱗でおおわれ、背面一列はおよそ36枚なので、別名六六魚とも言われ、「六六変じて九九鱗となる」と言う中国の諺は、龍は81枚の鱗があるとされての話です。河南省洛陽上流で山西省から陝西省に黄河を渡る辺りに「龍門」と呼ばれる急瀬があり、特に優秀な鯉だけが登って龍になると言われ「登龍門」の言葉が生まれ「出世魚」と称されました。 続きを読む

古典会だより-春の七草 オギョウ ハハコグサ―

△母子草、ハハコグサ、ホウコグサ、オギョウとも呼ばれ、日当たりの良い道ばた、野原に自生するキク科の二年生草本。東アジアの温帯から熱帯に広く分布。高さ10~40㎝。秋に芽を出し、冬から早春に根生葉を出す。若葉は白い綿毛でおおわれ、やがてもとで分かれた茎が伸び、茎葉は互生し、線状へら形で縁はやや波状、先はまるみをおび、厚みがあって白い綿毛が密生し全緑色。
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古典会だより-梅、春告草、匂草、香散見草

バラ科の落葉喬木。桃、桜、杏、花梨などと同じ仲間で、葉より先に花が咲き、しかもいずれもそれぞれ図抜けて美しく、果実は食用、薬用共に有効です。とりわけ梅は、未だ寒中の早春に百花にさきがけ、高い香気を放って馥郁と咲き、気品ある清雅な花として好まれてきました。『万葉集』では一四〇首の萩に次いで数多く(一〇〇余首)取り上げられ(桜は四〇余首)、野山のだけでなく古くから庭に植え、愛好されてきました。春告草(はるつげぐさ)、匂草(においぐさ)、香散見草(かざみぐさ)、香栄草(かばえぐさ)、初名草(はつなぐさ)、好文木(こうぶんぼく)、木花(このはな)などの愛称もあります。
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古典会だより-秋の七草詳解・桔梗キキョウ-

『万葉集』山上憶良(六六〇-七三三)「秋の野に咲きたる花を指折りかきかぞふれば七種の花」「萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、おみなえし、また藤袴、あさがほの花」とあり、今回の秋の七草はキキョウ

☆桔梗キキョウ キキョウ科の多年草。古名はアサガオ、キチコウ。日当りの良い山野に自生。観賞用にも栽培。茎は〇・五~一メ-トル、切ると白い汁が出ます。根は人参のように地中に伸び、淡黄白色の太いヒゲ根を出し、葉は互生、長卵形で先はとがり、縁に鋸歯があり、裏は粉白色です。夏から秋にかけて、分かれた茎枝の頂に、青紫色または白色の釣り鐘形で先が五裂の鮮麗な花をつけます。根にはサポニンを含み、去痰作用が有り、種々の漢方薬や家庭薬に、粉末あるいは煎じて服用します。夏に根を掘って水洗いし、細根を除き、日光に当て乾燥します。また、若苗と根は食用にもなり、『救荒本草抜萃』に、「苗はよくゆで、よくひたして食う。老葉は干していり粉にすべし」とあり、救荒植物の一つでもあり、実に有用です。 続きを読む

古典会だより-お彼岸 お萩 山頭火-

旧暦二月、八月は今の三月、九月で、季節は春と秋。春の彼岸は冬至から太陽が少しずつ勢いを増し、夜と昼の長さ、寒暖の差が変転し、草も木も生き物すべてが活動をはじめる節目の七日間で、三月二十日ごろを中心として中日、春分の日と言い、三日前の初日を彼岸の入り、三日後の最後は彼岸の明けと言われ、農作物が順調に育ち生物が繁茂して行くのを願います。秋の彼岸は夏至から猛威を奮った太陽が勢いを弱め、昼と夜の長さも変わり目で、九月二十三日ころが中日で秋分の日とされ、生き物達も成熟、収穫、休息期に向かいます。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。時には「なに事ぞ彼岸過ぎてのこの暑さ(或いはこの寒さ)」もありますが。
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古典会だより-お盆の心-

七月は盆月とも言われ、旧暦では秋のはじまり(今の新暦では八月)、俳句の季語は秋で、実感とズレがあるかも知れません。七月七日は仏壇や仏具を清掃し、草の生い茂ったお墓の草取りをし盆道つくり,盆花迎えの日とされ、衣類の虫干し、牛馬の水浴び、年に一度の井戸浚サラえ(井戸替え、井戸水を汲み出し、内部を清掃)をしていました。
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古典会だより-桜・さくら・サクラ-

ウメ梅、モモ桃、スモモ李、アンズ杏、サクラ桜、ボケ木瓜、サンザシ山査子、リンゴ林檎、ナシ梨、カリン花梨、ビワ枇杷、共通点はいずれもバラ科で、花は春に咲き(ビワだけは晩秋から初冬)淡紅・白などの五弁花で、多少の差はありますが、花に芳香があり、色、姿、形ともに美しく、食用、薬用、大いに有用ということでしょう。
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古典会だより-春の七草 薺なずな-

『万葉集』巻一の冒頭には5世紀後半頃活躍した雄略天皇御製歌に「籠こもよ、み籠持ち、掘串ふくしもよ、み掘串持ち、この岳をかに、菜摘なつます児、家聞かな、告のらさね、そらみつ、大和やまとの国は、おしなべて、われこそ居れ、しきなべて、われこそ座ませ、われにこそは、告らめ、家をも名をも(籠も良い籠を持ち、土掘り道具の掘串も良いのを持って、この岡で若菜をお摘みの娘さん、あなたのお家は何処か聞きたい。言ってください。大和の国は私こそが一統に治めているのだけれど、私にこそは教えてくれますか、あなたの家をも名をも)」と若菜摘みが歌われます。

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古典会だより-竹-

201612_1竹は熱帯アジアのモンス-ン地帯に豊富で、竹の字は勢い盛んで、どんどん高く伸びる姿の象形文字であり、川玉草かわたまぐさ、千尋草ちひろぐさ、小枝草さえだぐさ、或いは此君しくん、君子、抱節君ほうせつくんとも言われ、常緑で色変えず、節ふしの正しい成長ぶりから松・梅ともに新年のめでたい飾り物とされます。

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