拝島大師の春の行事

2月3日節分と大黒さんのお札 2月3日は節分。

節分に豆をまくのは豆は白=金の性でこれを投げつけ痛めると春の性質が伸長するという五行の考え方です。拝島大師では本堂中に向かって「鬼は外、福は内」と豆をまく奇習があります。帰りに「大黒さん」のお札をもらえます。開運のお札です。へびのような一筆で描いた「大黒さん」は、蚕の敵である鼠を捕まえるへびを思わせるもので、人びとの大切な生業(なりわい)であった養蚕の成功を祈るお札でした。  節分の翌日は立春。春の始まりの日です。今年はこの日が初午です。

3月はお彼岸です(18~24日)。中日は3月21日。お墓参りしてご先祖や亡くなられた人達へ思いを致しましょう。

3月下旬から4月、拝島大師境内は各種の桜がほぼ一カ月間楽しめます。

福徳智慧・諸芸上達 虚空蔵菩薩十三詣り     4月1日~30日  虚空蔵さんは虚空蔵菩薩求聞持という記憶力を良くする修法の本尊で弘法大師空海が生涯3度修法したことで有名です。拝島大師本堂大師さまの向かって右に祀られています。数え十三歳は中学入学の年、記憶力を良くして勉学に励みましょう。お詣りした後、山門文殊楼まで後ろを振り向かないで帰る。振り向くともらった智慧を落としてしまうという面白い言い伝えがあります。

5月3日から5日は新本堂落慶記念各種行事。本堂下陣を会場として拝島大師ゆかりの作品展が開催されます。5月5日午後2時から、第21回拝島大師音舞台「拝島アンデスの響き」、東京大学民族音楽愛好会による南米フォルクロ-レがあります。回を重ねて21回となりました。