アーカイブ

古典会だより -お節句の心ー

日本は春夏秋冬の四季に恵まれ、古来、季節の順当なめぐりを大切にし、節供・節会で祝いました。なお江戸時代から節供は節句に代わりました。節は節目の特別な日で、供は神仏に食物などの供え物です。正月のごちそうをおせち料理というのは正月節会が特に重視されるからですが、どの節句も特別のしつらいをなし特別のごちそうを用意します。
続きを読む

古典会だより 拝島大師の環境 -多摩川-

拝島大師の南方約五〇〇メ-トルに多摩川が流れています。そもそも拝島大師の伽藍建物は多摩川の流れで形成された崖、というより「はけ」と呼ばれる土地に建っています。拝島という地名も、今から約五〇〇年前の戦国時代に多摩川の西南方の対岸の丘陵上にある滝山城から見た時に島に見えるからついたと言います。そこで多摩川について書きます。
続きを読む