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釈迦如来、お釈迦さまの話-その9-

舎利弗・目犍連 仏の二大弟子として有名な舎利弗(シャ-リプッタ)・目犍連(また目連、モッガッラ-ナ)の2人はともにバラモン(婆羅門)出身の青年でしたが、バラモン教の教えに満足できず、新しい法を求めてサンジャヤという出家の弟子となりましたが、それでも心の満足は得られず、さらにすぐれた教えを求めていました。 続きを読む

慈覚大師円仁讃仰「入唐求法巡礼行記」研究-その23-

○十一月二十九日、天晴れ、揚州四十余寺有り。なかんずく、過海して来る鑑真和上①の本住せる龍興寺は、和上の影像が現在す。法進僧都②の本住は白塔寺なり。臣善③なるものこの白塔寺にありて「文選」を撰す。恵雲法師④もまたこれ白塔寺の僧なり。
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古典会だより-お盆の心-

七月は盆月とも言われ、旧暦では秋のはじまり(今の新暦では八月)、俳句の季語は秋で、実感とズレがあるかも知れません。七月七日は仏壇や仏具を清掃し、草の生い茂ったお墓の草取りをし盆道つくり,盆花迎えの日とされ、衣類の虫干し、牛馬の水浴び、年に一度の井戸浚サラえ(井戸替え、井戸水を汲み出し、内部を清掃)をしていました。
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釈迦如来、お釈迦さまの話-その8-

初転法輪 今日サ―ルナ―トと呼ばれる土地にお釈迦さまの時代の呼び名であるベナレスの鹿野苑で、かつての弟子五人たちに釈尊は自分のさとりの内容を話し出しました。釈尊の最初の仏法説法で初転法輪と呼びます。転法輪とは転輪王がその輪宝を転じて全世界を征服するにたとえて、仏が説法することを、法輪を転ずるとといったものです。この最初の説法では、仏教の根本教理である四諦・八正道が説かれました。
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古典会だより-桜・さくら・サクラ-

ウメ梅、モモ桃、スモモ李、アンズ杏、サクラ桜、ボケ木瓜、サンザシ山査子、リンゴ林檎、ナシ梨、カリン花梨、ビワ枇杷、共通点はいずれもバラ科で、花は春に咲き(ビワだけは晩秋から初冬)淡紅・白などの五弁花で、多少の差はありますが、花に芳香があり、色、姿、形ともに美しく、食用、薬用、大いに有用ということでしょう。
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【漢字講座】花(はな)再論

△一年前に「花といえば桜」が日本の常識としましたので、漢字の花の説明をしました。ところが最近、4月9日、日経新聞日曜版文化欄の遊遊漢字学で「華から花への定着」と題してある漢字学者の記事が載りました。大体は本欄の趣旨と同じですが、日経新聞記事には不十分な点、あるいは説明が誤りと言える点があるのでそれを指摘します。ただ前回の漢字講座の説明にも誤解を与える点が日経新聞の記事に指摘されているので併せて記します。
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釈迦如来、お釈迦さまの話-その7-

覚者釈尊 おさとりを開いたお釈迦さまはそのさとりの内容を確認して、かつこれを世人に説き示す方法を考察するために、7週間坐禅を続けたとされます。必至で考えたのです。ここは注意しなければならないところです。お釈迦さまは坐禅でおさとりを開いたのではありません。また坐禅は無念無想、何も考えずただ坐っていろと言いますが、お釈迦さまはさとりの内容を坐禅しながら徹底的に考えたのです。またそれは単なる瞑想ではありません。もう一度画像を逆展開します。お釈迦さまは坐禅などの苦行が無駄だと分かると、一樹下に端坐して静かに人生の苦の根源を内省しました。それで宇宙人生の真理を覚ったのです。
その真理とはあとでまず簡単に述べましょう。
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慈覚大師円仁讃仰「入唐求法巡礼行記」研究-その21-

○十一月十九日、廿四日の天台大師忌日の設斎①に宛てるがため、絹四疋・綾三疋を以て寺家に送れと言われ、留学僧が絹二疋、円仁ら請益僧が綾三疋、絹三疋である。なぜか合計すると絹一疋が増した。書状をそえて寺家に送らせた。その状は別紙にある。金額で銭六貫余銭である。
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