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釈迦如来、お釈迦さまの話-その6-

苦行の釈迦 お釈迦さまは世の無常を深く感じ、出家の覚悟を決め、多くの修行者が行を行う中インドのマガダ国に向かいました。当時マガダ国にはア―ラ―、ウッダカという2人の優れた修行者がおり、ともに高い禅定を得て精神統一を容易に行いましたので、多くの弟子が付きました。
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慈覚大師円仁讃仰「入唐求法巡礼行記」研究-その20-

○十一月十六日、書状の啓を作り、相公李徳裕に提出し相公が開元寺に来て慰問してくれたことに感謝の気持を伝え、兼ねて少々の物を贈呈しました。水精(水晶)の念珠二串、銀装の刀子六柄、斑竹の筆二十管、螺子(法螺ホラ貝)①三口、別に贈状を作り、あい同じく函(ふみばこ)にうちに入れ、それらは相公の随軍②沈弁太夫にもたせ交付させました。

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古典会だより-竹-

201612_1竹は熱帯アジアのモンス-ン地帯に豊富で、竹の字は勢い盛んで、どんどん高く伸びる姿の象形文字であり、川玉草かわたまぐさ、千尋草ちひろぐさ、小枝草さえだぐさ、或いは此君しくん、君子、抱節君ほうせつくんとも言われ、常緑で色変えず、節ふしの正しい成長ぶりから松・梅ともに新年のめでたい飾り物とされます。

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古典会だより-秋の七草 詳解-

201610_1『万葉集』に山上憶良(660-733)「秋の野に咲きたる花を指折りかきかぞふれば七種の花」「萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、おみなえし、また藤袴、あさがほの花」と、秋の七草は千三百年以上も前から、観賞用だけでなく、食用、薬用、建築工芸用と、実に多様、有用なものでした。

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釈迦如来、お釈迦さまの話-その4-

前六、五世紀のお釈迦さまの時代、インドの風習で子が生まれるとその子の運命を占相師に見て貰うことがありました。これは仏教が広まった国ぐにでは誕生お宮参りの風習となったようです。お釈迦さまは子供のころより優れた資質を持っていたことも事実のようです。

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