前回の音楽に続いて形がよく分からないものの漢字を挙げましょう。天と地の漢字です。
天地は上の天と下の地、お釈迦さまが誕生された時、七歩歩み、右手を上、すなわち天を指し、左手は下、すなわち地を指して「天上天下、唯だ我独り尊し」と謂われたのです。まず、天という漢字から考えてみましょう。漢字は物の形を象った文字と言われます。でも天には形が有るのでしょうか。難しい問題です。
前回の音楽に続いて形がよく分からないものの漢字を挙げましょう。天と地の漢字です。
天地は上の天と下の地、お釈迦さまが誕生された時、七歩歩み、右手を上、すなわち天を指し、左手は下、すなわち地を指して「天上天下、唯だ我独り尊し」と謂われたのです。まず、天という漢字から考えてみましょう。漢字は物の形を象った文字と言われます。でも天には形が有るのでしょうか。難しい問題です。
拝島大師旧本堂大黒さん奥に薬師如来・日光菩薩・月光菩薩、それに十二神将が揃いました。薬師如来、お薬師さんについて前号の続きです。
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八月二十五日、早朝、綱維の請いが有り、そこで開元寺の庫裡に行って粥を喫した。朝粥を食した①のである。午の時(正午十二時)に至るころ、三論留学僧常暁師②が慰問に来て談話した。開元寺側が食事の供物を提供してくれたので、円仁らは常暁師と斎食した。常暁師は巡回して宿舎の館に帰った。
五月五日は端午の節句。端は初め、午は五に通じ、五月最初の五日の節句の意味です。春夏秋冬の四季のめぐり、四季折々の自然に恵まれた日本では、千年以上前から節目を大切にして、節供が行われました。正月七日、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日の五節供で、江戸時代、四百年前からお節句となり、いずれも普段と違う特別のしつらいをし、事を行い、特別の食べ物を賞味して来ました。共通するのは、その時季にめぐり会えた喜びと、災いを避け、順当な将来への期待でしょう。
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漢字は事物の形を基にした象形文字と一般に言われますが、形の無いものを表現した漢字があります。例えば音です。まず、漢字の意味を考えましょう。音の意味は金石糸竹匏土革木の発音体の種類に分け、これを八音といい、金、石、糸、竹、瓢箪(ひょうたん)、土、革、木の8種から作ったもの(楽器)から出る音(音楽)というのです。8種を具体的に挙げましょう。
拝島大師旧本堂大黒さん奥に薬師如来・日光菩薩・月光菩薩、それに十二神将が揃いました。薬師如来、お薬師さんについて前号の続きです。
○ 薬師如来は病気を治してくれる仏さまだと信仰されましたが、考えて見れば、人間、いつかは病気になります。生きているものは必ず年を取って病気になります。仏教を始めたお釈迦さまも八十歳で病気で涅槃に入られ、弘法大師空海も六十二歳で病気で亡くなっています。空海と並び日本仏教の巨匠の伝教大師最澄は病気で亡くなったのでなく、心労極まってと五十七歳で入滅しています。いずれにしても身心両面の病気病いを人間は避けることができません。今日医学が発達し医療で治そうとしますが、万全とは行きません。神仏の加護を願うこと必然です。その最高位に薬師如来は在られるのです。奈良西の京の薬師寺薬師三尊、何と健康でたくましいふくよかなお像ではないでしょうか。
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十日、辰の時(午前八時)、請益・留学の両僧が随身携帯物などの斤量の数を記録して、節度使役所に提出した。そこで第二船が海州に着いたのを聞いた。乗船の新羅訳語朴正長が揚州金正南の房に書信を送ってきた。午の時(正午十二時)、昨日の勾当日本国使王友真が来て、言うには、節度使李徳裕は遣唐使一行到着報告を朝廷に奏上している。今朝廷からの勅書の渡来を待っている。それで台州へ出発することができる。王大使はさらに留学僧をとりあえず揚府①に住せしめ、請益僧の円仁らは、勅書の到来を待たず、台州へ行かせようとして節度使李徳裕に文書を送った。二、三日経って節度使から返事が来た。すぐ出発は不可だ。台州行きを許す皇帝の勅書が必要だという返事である。ただし、その間は開元寺に住してよい。船師佐伯金成は疫痢を患って数日経った。
バラ科の落葉喬木で、桃、杏、桜、花梨と同じ仲間です。葉より先に花が咲き、しかもいずれも図抜けて美しく、果実は食用、薬用共に有効です。とりわけ梅は、百花にさきがけ、まだら雪の残れる山野に、高い香気を放って馥郁と咲き、気品ある清雅な花として好まれてきました。『万葉集』ではハギ萩(140首)に次いで数多く(100余首)取上られ(桜は40余首)、花と言えばウメの花を言う時代が続き、古くから庭に植え愛好されました。
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梅に鶯、早春のあまりにも有名な風物詩です。鶯の声を聞くと春が来たなあと実感する人が多いでしょう。そこで今回の漢字講座は鶯という字を取り上げてみました。
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拝島大師旧本堂大黒さん奥に薬師如来・日光菩薩・月光菩薩、それに十二神将が揃いました。薬師如来、お薬師さんについて前号の続きです。
薬師如来には十二大願医王善逝という称号があります。医王、大医王は人々の病気を何でも治してくれる大変な名医のこと、善逝は世尊など仏の十号のひとつです。ここで仏の誓願についてお話しします。これは阿弥陀如来が法蔵菩薩といわれた時の四十八の本願にも共通しますが、薬師如来の前世の菩薩も誓願が成就し、実現して如来になったのです。だからこの世に薬師如来が居られることは薬師の十二願の一一がすべて実行された結果ということです。そこでお薬師さんに祈れば必ずや願いがお薬師さんに伝って病気が治るのです。薬師如来はその名の通り薬の師、すなわち病気を治す名医の仏です。手に薬壷を持ち、人々の病気を治してくれる、難病の苦しみから救ってくれる仏です。ただ、単に病気を治すだけではありません。もろもろの病気を治した上に、もろもろの感覚器官、眼とか耳とか鼻とか、舌、身、意すべて機能を発達させて解脱、悟りへ導くはたらきを助けてくれる仏なのです。
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